3大栄養素「糖質」「たんぱく質」「脂質」の基本

「糖質」「たんぱく質」「脂質」の3つを合わせて3大栄養素と呼ぶ。

これに「ビタミン」「ミネラル」を加えて5大栄養素と呼ぶ。

糖質

糖質はエネルギーの中心となる重要なもの。

炭水化物といってもよいが、厳密には、
「糖質」=「炭水化物」-「食物繊維」となる。

糖質の主な機能は、筋にエネルギーを送ること、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を供給すること。

【糖質を多く含む食べ物】
米、小麦などの穀類、イモ類、とうもろこしなど

たんぱく質

たんぱく質は”身体の材料”。

髪の毛も皮膚も筋肉も、全てたんぱく質で構成されている。

たんぱく質を構成する最小単位のものをアミノ酸といい、約20種類のアミノ酸でたんぱく質はつくられている。

体内に取り入れられたたんぱく質はアミノ酸に分解され、筋肉や臓器、皮膚、毛髪、神経などの細胞組織の成分を構成したり、酵素、ホルモン、免疫物質、筋収縮や輸送に関与する物質など、カラダのさまざまな代謝反応の媒体として働く。

糖質の摂取量が足りない時は、アミノ酸がエネルギー源として消費されることもある。

【たんぱく質を多く含む食べ物】
牛乳、卵、肉、魚、大豆など

脂質

主にエネルギー源となる。

人間の体は、余ってしまった栄養素を最終的には脂肪という形で蓄えるようにできているため、同じエネルギー源であっても糖質(炭水化物)のようにすぐにエネルギーとして使われることはない。