【勉強になるマンガランキング1位】インベスターZの格言まとめ

目次

インベスターZの格言まとめ

投資漫画「インベスターZ」。
著者は「ドラゴン桜」の三田紀房。

投資を中心にストーリーが展開されるが、「人生」や「お金」についての格言が散りばめられている。 現代を生きるすべての人に読んでいただきたい漫画。

的外れなところで頑張ることに価値は無い

一流になれないもの目指してどうすんの そんなの無駄な努力だよ

的外れなところで頑張ることに価値なんてない!

戦略がなければ最終的には負ける逆にあれば勝てる。 狙いを定め作戦を練り勝負に出る。

お金が人を人にした

お金が誕生するまでの人類は食べるためだけに生きてきた。
毎日食糧を確保するのに時間を費やしていた。 物々交換から、お金と物を交換するシステムに代わり、食糧が欲しいときに手に入るようになった そして食べること以外のことを考える余裕が生まれた。そう、人間はお金によって考える時間を獲得した!!

深く考える知恵を持ち、知恵を蓄える。生き物の中で人だけが持つ高度な能力はお金によってもたらされた!! お金が人を人にした。 人はお金で存在意義を明確にしたんだ!!

お金はコミュニケーション

お金は知らない者同士 言葉が通じない物同士を結びつけられる唯一の道具!!
お金が存在する以前は知らない者はすべて不信の対象だった。
相手が物を持っていても無事に交渉が成立するまでは疑いと不安がつきまとった。
しかしお金の出現によってその疑いは払拭された。
見ず知らずの人間でもあったその場で信用し合える状況をつくった。

お金で 人は人を信じるように お金を持ち寄ることで人は信頼し合えるようになった。 そしてその信用が人々に劇的な変化をもたらした!!

人と接することに安心感が生まれ、人と人が会う機会が増えた そして会話が活発になる すると新しい言葉が急激に増加する 人と話すことが楽しくなる。
そうして人々はコミュニケーションをとって暮らすようになった 人と人が出会い 信じ合い 認め合い 愛し合い つながり合って豊かな社会へと発展させていった。

つまりお金とは、心と心を結ぶコミュニケーションのことなんだ!!

自分の上に法則を置け

株はルールでやる。 議論は個人の拘りを生み出す 投資はルールのみに従う。

価値のないものにしがみつくことをやめる

過去は忘れる。 これが投資家であるための絶対条件。

過去はすべて忘れて今保有している株を改めて見る。

上がりそうもない株はさっさと売って現金にして他に投資する。

損切りは決して失敗ではない むしろ次の成功のためのチャンスと思え。

現金なんてただの紙クズ

現金のままにしておくことは、投資のチャンスを逃していることと同じ。

物事には出口戦略が絶対必要

結果が欲しいなら入り口ではなく先に出口を考える これはもはや世の中のルールだ!!

投資に一番必要なのは未来を予測する力

成功するには体力が必要

成功と書いてハードワークと読む。
何か事を成す人間は総じてものすごく働く。

働くためには強い身体を持たなくてはいけない。

ユーザーが近いサービスは競合となる 携帯ゲームが流行ればパチンコ業界が不振となるように。

投資はこれ 冷蔵庫と思え

マーケットが開く前に保有する株のポジションを整理しておくこと

自分の頭の中と現実の状況が違うと、どんなに論理的であっても意味がない。

自分の想定したシナリオ通りに事が進んだ時 儲かるように準備しておかなくてはならない。

株はボロ株を見ろ!

金を掘ったやつに金持ちはいない。

投資とは宝の山に群がることではない。 荒野を宝の山に変えることだ!!

自分の中で絶対に価値のあるもの以外 お金を払うべきじゃない

高級時計をはじめブランド品は素材は最高で品質がいいことは間違いない。
しかし一方で超一等地区に店を構え、有名な俳優やスポーツ選手に高額なギャラを払って宣伝している。
つまり顧客は品物を買っても半分は地代や有名人の広告費を払わされている。 これは全く割に合わない買い物ではないだろうか。

株式会社とはなにか

一般に企業。事業を行うためには資金が必要。資金を調達する方法はおおむね2つで

  • 銀行からお金を借りる この場合は担保(借りる金額に見合うだけの資産)を用意しなくてはならない。
  • 株式を発行し、みんなに買ってもらいそれを元手にする 担保は不要だが、投資者に出資してもらうための努力が必要

本気になるとは リスクを取るということ

投資とは、リスクを取ってリターンを得ること。

日本の子供は圧倒的に優れた経済観念を持っている

日本の子供はお小遣いを持っている。
日本以外にそんな国は無い。

昔から日本には子供による子供のための消費文化があった。 そしてこの文化は市場を作り、経済に大きく貢献している。

マンガ、おもちゃ、お菓子、文房具….. どのジャンルも種類の豊富さと細やかな商品設計で大きく成長した子供市場。

子供に自由にお金を使わせ市場も整理されている。まさに日本は子供大国だ!

戦争により「貯蓄」という観念を刷り付けられた日本人

1930年代、日中戦争から太平洋戦争にかけて日本は戦費調達に困っていた。
そこで政府は国民に、金融機関に貯金することを促し、そこで集まったお金を戦争に使っていたのだ。

そして80年以上にわたって貯金し続けた国民は、お金は金融機関に預けるものという習性がすっかり体に染み付いてしまった。

現代は国土全体の基盤はほぼ整備された。
もう国が主導して一手に資金を集め、全国にバラ撒く時代はとっくに終わったのだ!

これからは個人が有望な企業を見つけて直接資金を調達する時代。

「企業を育てる」「優秀な企業がたくさん増える」その方が国は発展する。 自立した個人として生きる 自分を大切にしたいなら投資をするべきなのだ。

就職とはそれすなわち3億円の投資

労働者としての一生…40年におよぶ労働時間をどの企業に差し出すかというレース

大卒サラリーマンの平均生涯賃金は約2億8000万。
つまり3億円近い値段で自分の人生を企業に預ける。その投資がしっかりと収益を上げ幸福なリターンをもたらすかどうか..これはまさに人生そのものの投資なのだ!!

人の一生などたかだか3億円程度のものでたいした価値はない。
しかも縋る相手..企業が存在しなければ仕事も無いしもちろん給料も出ない。
そんな不自由な状況だからこそ投資先はよく吟味して、考えに考えて決めなくてはならない。なのに日本の大学生には全くその意識がない。

闇雲に突っ走って簡単に乱暴に投資先を決める。 そして就職後状況が悪化しても損切りはしない。塩漬けのようにその会社に残り続け一生不平不満を言う。投資家としては最悪の行動。

日本は学生にとって就活天国

たいしたスキルも専門知識も無いただの未熟者をいっぺんにドカッと採ってくれる「日本の就職」はものすごくありがたいことなのだ。 

それを、政府も企業も大学も一緒になって後押しする。こんな手取り足取り学生を支援するような国は世界中を見渡してもどこにもない。

日本の学生は世界で一番恵まれている。ロクに勉強しなくても卒業させてくれて、「新卒一括採用」というレールを社会がちゃんと用意してくれる。これはまさに天国。パラダイス。

めでたく就職してからも日本企業はとても優しい。1円も利益を生み出さない新卒を年間1千万近いコストをかけて大事に育ててくれる。
これは、日本人がみんな成長という言葉が大好きだから。その根底には日本固有の部活文化があって、未熟な人間が一歩一歩育って行く過程に大きな価値を感じているからなのだ。

日本の企業の数は400万社。就職希望の新卒大学生は45万人。

融資とはつまりお金を貸すこと

融資を受ける側は信用保証として担保を用意して金利も払う。 融資する側は金利で設けることが目的。

お金を借りても返せば文句は無い訳でお互い立場は対等である。
経営者としては事業だけに専念することができる。

出資とはお金をあげること

出資を受けた側はお金を返す必要が無い。担保も金利も無し。 しかし、お金を出してもらう代わりに株券を発券して相手に割り当てることになる。つまり、会社の経営権の一部を出資者に譲り渡すことになる。

借金ではないので事業を伸ばすために思い切った施作が打てるが、株を発行しすぎると、出資者に経営権を握られてしまう可能性がある。

本当の自由はお金でしか手に入れることはできない

与えられるということは支配されるということ。
自由を奪われるということ。

人が人に与えるもので最も力が強いのはお金。ならば、支配されないためにはお金の力で対抗する以外ない。

日本には優秀な中小企業がたくさん

日本には創業100年以上の会社が5万社もある。 創業200年以上の会社は世界で5586社、そのうち日本企業はなんと3146社。そのほとんどが無名の中小企業なのだ。

就活とは人生の投資

自分という資本を企業に投下してリターンを得ること これが人生の投資。 であるならば、投資先を徹底的に調べるのは当然のこと。それも自分の力で汗をかいて。

投資先が分からないなどと間の抜けたことを行っている奴に投資をする資格は無い。

投資先の調べ方に個性が表れる。 右へならえで人と同じことをしているのか、あるいは全く違う方法を取るのか、そこに合否の鍵が隠されている。

決断とは”切って離す”こと

何かを成し遂げるとき成功するときというのは、やらないことはやらない…切って離すとはっきり決めた時。
逆にあれもこれもとやることを増やして抱えてしまった時というのは決断できていない時。すべてを完璧にこなすことなんて不可能だから妥協することになって結果必ず失敗する。

スティーブジョブズはこう言った。 “何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい”

1人の人間の信念は100万回の会議に優る

信念をしっかり持っていれば思い切った決断や行動が取れる。

保身に走るサラリーマン社長が会議の結果による判断しか下せないのとは対局の姿である。

ファーストペンギン

ベンチャーとは最初に海に飛び込み、誰よりも先に魚を大量に食べることである。2番手3番手ではもう遅い。常に1番手でなくてはいけない。

もっとデッカイ人間になれよ

世界はこんなに広いんだぞ…. 今も宇宙のどこかで実験用ロケットがどんどん打ち上げられている。 それを考えたら勝負とか競争とか..バカバカしいだろ? 投資をするのなら大きな視点でモノを見ろ。

勝負を持ち出す投資家はちょっと勝つとすぐにリターンを求める。 そうなると短期的なビジネスで勝つことが目的になってしまう。 そういう航海は小さな寄港地にちょこちょこ寄っていくようなもの。 それでは海の彼方の大きな大陸は見つけられない。

ルールをつくる国とルールを守る国

西洋の人にとってルールは作るもの。時代の変化に合わないと思ったらさっさと変える。

一方、日本人にとってルールは守るもの。一度決めたことは守り続けることが美徳と考える文化。

失敗とは同じ過ちを繰り返すこと

はじめてチャレンジしたことでいい結果が出ないことは当たり前。それを失敗と思うことはない。 失敗とは諦めたときにのみ起こるもの。

巨人の肩に乗る

必要なのは型にはまること。 成功は全て型によってもたらされる。

自分の中に何の基準も無ければ軸がブレていつまでも方向が定まらず迷走してしまう。

きちんと進むためにはまず戦陣の知恵に学ぶ。成功の型を吸収する。 型が定まっていれば成長は速い!!成長すれば個性はあとから勝手についてくる。

言葉は人間の心を動かすことができる最強の武器

言葉は自分が思っているよりもはるかに重要。 言葉が意識を生み出し、意識が行動を生み出すのである。

ミクロとマクロの目を持つ

世の中で語られる歴史は英雄と英断によって彩られたミクロの世界。 その奥に広がるマクロの世界を見通さなくては出来事の本質は分からない。

目的意識こそが存在意義

太平洋戦争とは官僚とビジネスマンとの戦いだった。 現場の最前線にいる責任者の判断と行動で事業を進めるのがビジネスマン。 対して、常に上の判断を仰ぎ命令を待つのが官僚。 この価値観の全く違う両者が一刻を争う戦場で相見えれば勝敗は一目瞭然。現場での決断と実行が早いビジネスマンが勝つのは当たり前だった。

戦争において目的とは勝つこと アメリカは目的である勝つことを最優先に作戦行動をとった。
一方、日本は何よりも手段を重んじる。勝つことより途中の手続きを重要視したから常に相手に遅れをとった。

イノベーションは周りの反対から生まれる

はじめから皆がイイと言うものなんて常識と一般論の塊でしかない。 周りがそんなもん無理に決まってると言って相手にしないものこそが変革の出発点。

考えるだけでは何も生まれない。行動だけに価値がある。

ビジネスにおいて最も大事なのは行動力。

アイデアなんて何の価値もない。 成功は実はものすごく簡単..やればいいだけのこと。 美人の横に座れるのは美人に告白した男だけ。